収蔵資料D.B. 動物
図.1 | クロシジミ |
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図.2 |
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資料名 | クロシジミ(チョウ目シジミチョウ科) |
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学名 | Niphanda fusca (Bremer & Grey, 1853) |
資料番号(形態) | 379(乾燥標本) |
資料サイズ | |
資料産地(原記載) | 長瀞町(ラベル表記: Saitama Hodo-san, Nagatoro-machi) |
採集日,採集者 | 1948年7月21日,市川 和夫 |
特記(指定等) | 絶滅種(埼玉県)、絶滅危惧I類(環境省) |
県内分布状況 | 長瀞町 |
概要 |
幼虫は、ある種のアリと共生する習性をもつ。年1化で、アリの巣の中で成長した幼虫はそのままアリの巣の中でサナギとなり、羽化をして地表にでる。クヌギやコナラの林に生息するが、その生態の特殊性から分布はきわめて局地的である。 本県では、かつては春日部市や大宮市(現 さいたま市)、狭山市、長瀞町などで見られたが、現在は県内の個体群は絶滅したと考えられている。 この標本は、今から60年以上前に長瀞町で採集された貴重なもの。 |