2015年度 生物展示ホール部分改修
平成28年1月25~28日に行われた、生物展示ホール部分改修の内容を紹介します。 今回の改修では、世界で武甲山にしか生息しない、絶滅の危機に瀕する希少種チチブイワザクラのレプリカや、今までジオラマになかった昆虫ときのこ、さらに小型哺乳類なども増え、より充実した展示となりました。
改修ポイント1「冬枯れの雑木林」コーナー
県内では西部地域や秩父地域で見られるウスタビガの成虫と繭や、きれいな水を好む水生食虫植物ムジナモ、ヒトデのような形の外皮が特徴的なきのこ、ツチグリを展示しました。
ウスタビカの成虫の標本と繭のレプリカ
ムジナモのレプリカ
ツチグリのレプリカ
改修ポイント2「夏のアカマツ林」コーナー
滑空している様子を再現したムササビを展示しました。
ムササビの剥製
改修ポイント3「鍾乳洞」コーナー
壁面に新しく展示ケースを設置し、洞窟にすむコウモリやカマドウマ、鍾乳洞がある石灰岩と関わりの深いチチブイワザクラなどの植物レプリカを展示しました。
新しく設置した展示ケース
コウモリの標本
カマドウマの標本
チチブイワザクラとチチブリンドウのレプリカ
改修ポイント4「初夏の原生林」コーナー
奥秩父の山で見られるハナビラタケなどのきのこや、植物のホテイランをかたどった精巧なレプリカ、天然記念物の哺乳類ヤマネ、ツキノワグマの糞などを展示しました。
ハナビラタケのレプリカ
ホテイランのレプリカ
ヤマネの剥製
ツキノワグマの糞