空を飛ぶ生きものにとって重要な器官である「はね(羽・翅)」。
そんな「はね」の活躍の場は、空だけではありません。音を出したり、体を温めたりするなど、生きものは色々な形で巧みに「はね」を使っています。
本企画展では、「はね」をもつ生きものや「はね」の多様な形と機能、私たちの生活の中で活用されている「はね」を紹介します。
協力●埼玉県こども動物自然公園、長島孝行氏(元東京農業大学教授)、富士フイルム株式会社、美里オーストリッチファーム
幅広いものや細長いものなど、「はね」の形は生きものの種類によって異なります。
飛び方を想像しながら、色々な「はね」を見比べてみましょう。
オオタカ(左)とスズメ(右)の翼
ミンミンゼミ(左)とクロスギンヤンマ(右)
生きものが「はね」を使ってできることは飛ぶことだけではありません。
音を出す、異性を魅了する、身を守るなど、驚くほど多様な「はね」の機能を紹介します。
非常に派手なクジャクの羽根
この羽を使ってメスにアピールする
ミヤマカラスアゲハ
右の個体は後翅が大きく欠けている
これは後翅の突起を「おとり」にして捕食者から逃げ延びた跡
植物の種がハンググライダーに!?
私たちの身の回りには、「はね」の形や機能からヒントを得て造られたものがたくさんあります。
ハンググライダーの基になったアルソミトラの種
タマムシの翅からヒントを得た構造色スプーン
企画展情報 |
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名称 | 企画展「はねー飛ぶ羽・鳴く翅・すごいハネー」 |
開催期間 | 令和5年7月1日(土)から10月15日(日) |
休館日 | 月曜日(祝日、7~8月は開館)、9月4日(月)~9月11日(月) |
会場 | 埼玉県立自然の博物館 |
料金 | 一般200円、高校・大学生100円、中学生以下無料です。 ※障害者手帳等をお持ちの方及び介助者1名無料 |
お問合わせ | 電話:0494-66-0407 |
その他 | ◯下のチラシをクリックするとダウンロードできます。 |