企画展
平成26年11月8日(土)~平成27年2月22日(日)
カラフル昆虫記
虫たちの多様な色と模様のヒミツに迫る!
金属光沢を持つヤマトタマムシや背景に溶け込む模様のヒシバッタ、季節によって色が変わるアカボシゴマダラなど
ちょっと変わった色や模様を持つ虫を特集します。そして、それらの虫を色や模様がどのように作られているのか、
どのような意味を持っているのか、その秘密を紹介します。

ジミ?ハデ?デザインからみる多様な昆虫
昆虫は地球で最も繁栄したグループで、今までに100万種以上が知られています。新種の発見は現在も続いていて、
いったいどのくらいの種類がいるのかさえ明らかになっていません。昆虫はほぼ地球全域に分布していますが、
それぞれの環境に適応した種に分かれるため、多様なデザインが生み出されます。

こんな色あり?多様性が一目瞭然
多様性を絵に描いたような昆虫のデザインを特集します。
・タマムシの妖しい金属光沢
・背景に溶け込むヒシバッタ
・イラガの毒々しい警告色
・ハチを真似るトラカミキリやハナアブ
・フラッシュのようにキラキラと羽ばたくミドリシジミ などなど
当館が所蔵する多数の標本の展示に加えて、背景との関係が見える生態写真、昆虫の色がわかりやすい白バックなどを使って
カラフルな昆虫の魅力を紹介します。ほかにも、昆虫の見ている世界を体験できるコーナーもあります。

   
 金属光沢を持つタマムシ  周囲に溶け込む模様のヒシバッタ
   
 多様な色のオオセンチコガネ  トンボの色変わりのメカニズムを紹介

展示内容
1 ヒトも利用するカラフルな昆虫
2 昆虫の眼と視覚の世界
3 妖しい輝きの昆虫
4 昆虫の衣替え
5 個性と地域性
6 蛹だっていろいろ
7 宣伝と真似
8 アカトンボの色変わり
9 コムラサキの翅の色変わり
10 覗いてみよう昆虫が見ている世界