古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群

資料名

パレオパラドキシアの一種

学名

Paleoparadoxia tabatai

資料番号 SMNH-VeF-61
分類 束柱目パレオパラドキシア科
産地 秩父郡小鹿野町三山小金沢
地層名 秩父盆地層群富田層
時代 新第三紀中新世
採集(発見)年月日 1978年
概要

1978年、埼玉大学の学生によって小鹿野町産山小金沢の河床より発見された、前原標本に次いで古い時代の標本。角田・小鹿野団体研究会(1978)によって報告され、その後Saegusa(2002)によってPaleoparadoxia sp.として記載された後、Inuzuka(2005)によってP. mediaに分類された。臼歯のほか左右肩甲骨、左上腕骨、左大腿骨、椎骨、肋骨を含む。大野原、般若標本には及ばないが、全身に由来する化石が発見されており秩父第3の標本といえる。

論文 Inuzuka, N., 2005. The Stanford skeleton of Paleoparadoxia (Mammalia: Desmostylia). Inuzuka, N Bulletin of Ashoro Museum of Paleontology. 3, 3–110.
など
備考 国指定天然記念物「古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群」指定化石のうち、秩父郡小鹿野町三山産出パレオパラドキシア骨格化石