古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群
資料名 |
チチブクジラ頭骨ほか |
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学名 |
Dioricetus chichibuensis |
資料番号 | SMNH-VeF-19 |
分類 | 鯨偶蹄目ヒゲクジラ亜目 |
産地 | 秩父市大野原蓼沼 |
地層名 | 秩父盆地層群秩父町層 |
時代 | 新第三紀中新世 |
採集(発見)年月日 | 1975年 |
概要 |
1975年にパレオパラドキシア大野原標本発掘の際、秩父市大野原蓼沼より発見され、秩父自然科学博物館によって1979年に発掘された標本。頭骨の他、下顎骨、脊椎骨、肋骨など多くの骨が見つかっている。木村ほか(2000)によって、Dirocetus sp.とされた後、吉田ほか(2003)によって、チチブクジラのパラタイプ標本に指定された。秩父盆地から報告されているクジラ化石の中では、最も早く発見された標本。 |
論文 |
木村敏之・坂本 治・長谷川善和,2000.秩父市大野原の中部中新統秩父町層群名倉層よりケトテリウム類化石の産出.埼玉県立自然史博物館研究報告,18,15–29. 吉田健一・木村敏之・長谷川善和,2003.埼玉県の中部中新統秩父町層群名倉層産ケトテリウム類の一新種.埼玉県立自然史博物館研究報告,20・21,1–10. |
備考 |
国指定天然記念物「古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群」指定化石のうち、秩父市蓼沼産出チチブクジラ骨格化石 パラタイプ標本 |