埼玉県の外来生物

資料名

ゲンゲ

学名

Astragalus sinicus L.

資料番号 SMNH-As23252
分類 マメ目マメ科
採集地 埼玉県比企郡滑川町森林公園
採集年月日 1983/4/16
原産国 中国
侵入経緯 水田の緑肥として栽培されたものが逸出
指定
概要

水田に生える越年草で、春先に紅紫色の花を咲かせることが特徴。別名のレンゲの名で童謡「春の小川」や「ひらいたひらいた」等にも登場するほど日本では馴染み深い植物だが、実は中国原産の外来植物。根に共生する根粒菌が土壌の窒素固定を行うため、イネの成長を促進する目的で、水田の緑肥として栽培されていた。埼玉県内では県東部の低地を中心に広く分布するが、化学肥料の普及や水田そのものの減少によって、年々その数が減少している。