埼玉県の外来生物

資料名

ハリエンジュ

学名

Robinia pseudoacacia L.

資料番号 SMNH-As61602
分類 マメ目マメ科
採集地 埼玉県皆野町皆野
採集年月日 2024/5/5
原産国 北アメリカ
侵入経緯 明治8年に街路樹や砂防用緑化木として植栽されたものが逸出
指定 産業管理外来種、日本の侵略的外来種ワースト100
概要

別名ニセアカシア。河川敷や斜面に生える落葉性の高木で、若い枝に鋭い棘が生えること、初夏頃に白色の花を房状に咲かせることなどが特徴。根に共生する根粒菌が土壌の窒素固定を行うため、ほかの植物の成長を促進するための肥料木として植栽された。ハチミツの蜜源としても利用価値が高い。一方で、その旺盛な繁殖力で在来植物の成長を妨げることが問題視されている。埼玉県内では、はじめはダムの法面緑化や街路樹として植栽されていたが、そこで生産された種が広く分散し、現在河川敷を中心に県内全域に拡がっている。