埼玉県の外来生物

資料名

オオオナモミ

学名

Xanthium occidentale Bertol.

資料番号 SMNH-As48371
分類 キク目キク科
採集地 埼玉県熊谷市広瀬先荒川河川敷
採集年月日 2005/10/4
原産国 北アメリカ
侵入経緯 物資等に紛れて非意図的に移入。1929年に岡山県で確認された。
指定 生態系被害防止外来種リスト、日本の侵略的外来種ワースト100
概要

畑地や路傍等に生える一年草。先が曲がった刺が果実の表面に密生していることが特徴で、衣服や野生動物の体毛等に付着して分布を広げている。在来種で絶滅危惧植物のオナモミと生育環境が重なることがあるが、より大きくて繁殖力が旺盛なオオオナモミが優占してしまうことが問題視されている。埼玉県では県東部の低地を中心に広く分布しており、限られた環境のみに生育する県内希少野生動植物種であるキタミソウの生育地を圧迫していることも報告されている。