埼玉県の外来生物

資料名

オオカナダモ

学名

Egeria densa Planch.

資料番号 SMNH-As37863
分類 オモダカ目トチカガミ科
採集地 埼玉県比企郡鳩山町石坂
採集年月日 1986/11/23
原産国 南アメリカ
侵入経緯 植物生理学の実験植物として導入された。
指定 生態系被害防止外来種リスト、日本の侵略的外来種ワースト100
概要

池、水路、河川等の水中に生育する多年草。はじめは植物生理学の実験植物として日本に持ち込まれた。その後も「アナカリス」の商品名で観賞用の水草として持ち込まれ、各地で逸出した。標本の記録から、1940年代ごろから帰化が始まったと考えられている。雌雄異種だが、国内に帰化している個体は雄株のみで、千切れた茎(切れ藻)が水鳥や水流によって運ばれることでのみ分布を広げている。埼玉県内では県東部を中心に広く分布し、6~10月頃に白色の花弁をもつ雄花を水面上につける。