収蔵資料D.B. 植物
図.1 |
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図.2 |
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資料名 | ニクアツベニサラタケ(菌類 ベニチャワンタケ科) |
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学名 | Phillipsia domingensis (Berk.) Berk. |
資料番号(形態) | Fu-147(菌類標本:箱の大きさ12×9㎝) |
資料採集地 | 埼玉県秩父郡長瀞町宝登山山腹 |
採集日,採集者 | 1983年9月28日・小林徳男ほか |
特記(指定等) | 長瀞町、小鹿野町 |
県内分布状況 | |
概要 |
日本では一部でしか確認されていなかった熱帯性のキノコが、近年では広い範囲で発見されるようになっています。毒キノコであるオオシロカラカサタケや、巨大な集団で発生するニオウシメジとともに、本種も熱帯性のキノコであると考えられており、ネッタイベニチャワンタケとも呼ばれます。中国や日本に分布し、アメリカでは南はアルゼンチンから北はアラスカまで広く分布しています。日本での北限は関東地方で、栃木県辺りと考えられています。当館が位置する長瀞町でも、採集されています。 標本の子実体は黄色味が強くなっていますが、暗赤色〜えんじ色で、皿状または浅い椀型。子嚢盤は肉質で、外面は汚白色です。秋に、林内の腐朽木上に生育します。 |