動物

収蔵資料D.B. 動物

図.1 ハッチョウトンボ
図.2
資料名 ハッチョウトンボ(トンボ目トンボ科)
学名 Nannophya pygmaea Rambur, 1842
資料番号(形態) 20971(乾燥標本)
資料サイズ 腹長 12mm、後翅長 14mm
資料産地(原記載) 日高市(ラベル表記: 武蔵高萩)
採集日,採集者 1958年6月16日
特記(指定等) 絶滅種(埼玉県)、(環境省カテゴリなし)
県内分布状況 旧・妻沼町、旧・南河原村、加須市、春日部市、旧・岩槻市、越谷市、草加市、八潮市
概要 国内に生息する200余種のトンボの中でもっとも小さなトンボとしても知られている美麗種。日本では青森県から九州まで分布しますが、水深が浅くモウセンゴケなどが生えているような湿地的環境にのみ生息するため、その分布は局地的です。
 埼玉県内ではこれまでに、日高町女影(現 日高市)の仙女ヶ池周辺に生息していたことが知られていますが、1950年代後半に絶滅しました。この標本はその当時の採集品であり、本県にかつてハッチョウトンボが生息していた事実を証明する重要な標本です。