10月の投稿

 

 

 

秋からは河原での自然観察がお勧めです。

博物館近くの荒川では、結晶片岩の綺麗な縞模様が観察できます。

きめ細かいパイ生地のようです。さらによく観察すると、

底の浅い甌穴(おうけつ)が確認できます。

ポットホールの赤ちゃんですね。

これからの成長に期待しましょう。

  

パレオパラドキシアの目線の先にはカツラの樹が見えます。

博物館に植樹されている樹木の中で一番早く色づきます。

ハート型のような葉が可愛いですね。皆さんの家の周りでも

探してみてください。落葉の周囲には甘い香りが漂います。

 

特別展「埼玉記念物100年」開催から早くも3週間近くが経ちました。

展示では県内の天然記念物を標本、レプリカなどを用いて紹介するほか、

天然記念物の意義や指定の仕組みについても解説しています。

天然記念物を通じて埼玉ってすごいところかも!と感じていただけたら幸いです。

 

特別展「埼玉記念物100年」は、6章構成で、

1・2章は1階の常設展示エリアが会場です。

常設展示の中から天然記念物に指定された資料、

それに匹敵するような重要な資料に記念物マークを設置しています。

加えて、各コーナーには天然記念物サイトをパネルにて紹介しています。

 

 

3~6章は2階企画展示室です。3・4章では県内の種または生息地が

指定されている動植物種について紹介しています。

5章では天然記念物の指定の仕組みや歴史、

当館が指定に関わった事業について紹介しています。

最後の6章では、県内の天然記念物が見られるような観察スポットを紹介しています。

 

特別展「埼玉記念物100年」は年末年始を境に展示を

一部入れ替えます。前半(~12月27日)は生物編です。

当館が収蔵する資料を使って、国内各地の天然記念物を紹介しています。

天然記念物に指定されているのが意外な動物たちも展示中です。

ぜひご覧ください。

 

 

特別展「埼玉記念物100年」でコラボしている漫画

「埼玉の女子高生ってどう思いますか?」のキャラクター等身大パネルを

5か所設置しました。また、キャラクターたちによるワンポイント解説も

14か所設置しています。ご来館の際はぜひ探してみてください。

 

今年も紅葉の季節が近づいてきました。博物館の樹木も

少しずつ色づきが始まっています。ホームページにおいて、

紅葉の移り変わりを定期的に紹介していきますので、

ぜひご覧ください。